【実体験】公務員から民間転職は難しい?成功のポイントや転職の流れについて解説

  
  
  • このまま公務員として働き続けて将来後悔しないかな…?
  • 安定を捨て、給料ダウンのリスクを冒してまで転職するメリットはあるの?
  • スキルがなくても公務員から民間に転職できる?
  • 転職の流れは?自分に合った職業はどうすれば見つかる? 

転職に興味があっても、今の生活が変わることへの不安から、行動に移せない人もいるのではないでしょうか。現状を変えたいのに行動しない自分を責めてしまう人もいるでしょう。

わたしがまさにそうでした…。 

関東某県庁で一般行政職として10年間勤めた私は、公務員の将来性や今後のキャリアについて悩み、2023年5月に転職活動を始めました。同年8月から都内でITコンサルタントとして新たなキャリアをスタートし、約1年半経つ現在でも元気に楽しく働いています。 

そこで本記事では、転職を考えているけど思い留まっている公務員同志のあなたに向けて、

  • 公務員として働き続けることがやばい理由
  • 転職のメリット・デメリット
  • 公務員でも転職は難しくない理由
  • 公務員が転職を成功させるポイントは「軸」を決めること
  • 失敗しない転職活動の流れ

を解説します。この記事を読むことで、自分の気持ちの整理から転職を成功させる方法まで、すべて分かります。わたしの転職体験を余すことなく詰め込んだので、ぜひブックマークしていつでも見返せるようにしてください!

将来性なし!公務員として働き続けることがやばいと断言できる4つの理由

公務員は、大きく次の理由から将来性がありません。

  • 上がらない給料下がり続ける退職金
  • 減り続ける職員数と変わっていく役割
  • 崩壊する年功序列と終身雇用
  • 下がり続ける市場価値

それぞれを補足すると次のとおりです。

  • 公務員の給料は民間に準拠しており、民間の給料はこの10年間で緩やかに下がり続けている。退職金もこの15年の間に約600万円も下がっている。
  • 地方公務員の人数はピーク時より約50万人減っている。その一方、複雑化する社会情勢に対応するため、専門性の高い民間への委託・中途採用が活発になり、公務員の役割がなくなりつつある。
  • 少子高齢化、生産人口の減少から財政基盤が悪化し、年功序列と終身雇用が崩壊する。
  • 公務員の仕事の多くは誰でもできる仕事のため、漫然と働くと何年経っても市場価値が上がらず年齢だけ重ねていく。

要約すると、財政的な余裕はない、人も仕事も総量は減っていき、年功序列と終身雇用もなくなり、市場価値も上がらない。

このような未来に進みつつある公務員は、正直言ってオワコンです。こちらの記事で、さらに詳しく解説しています。

公務員から民間転職のメリット・デメリット

今すぐにでも行動しないと、動こうと思った時には公務員という船は沈みかけ…。時すでに遅しです。ですので、転職で悩んでいる人がいれば迷わず転職をオススメするところですが、メリット・デメリットが気になる人もいますよね。

そこで、民間に転職するメリット・デメリットを次のとおり列挙してみました。

メリット
  • 年収が上がる
  • 世界が広がる
  • 自分の強みを活かせる仕事ができる
  • 市場価値が高まり将来の選択肢が増える
  • 基本的に副業が自由
デメリット
  • 年収が一時的にダウンするかもしれない
  • 福利厚生が整っていないかもしれない
  • 職場の雰囲気や業務スピードについていけないかもしれない

私が実際に転職した経験したを踏まえ、上記のメリットデメリットを分析していきます。

転職経験者から見た公務員転職のメリットの補足

100%同意です。それぞれのメリットについて解説すると次のとおりです。

  • 転職2年目の年収は公務員時代の約1.5倍。年間数十万円〜百数十万円のベースアップ。
  • 「あなたの周りの5人の平均があなた」というアメリカのある起業家の言葉のとおり、環境が変わることで自分の考え、価値観、行動がガラッと変わる。
  • 自分の強みを活かした仕事ができているため、大変さはあるが、やりたいことができている。
  • 公務員より業務スピードが早いため、より早く様々な経験を積め成長できる。
  • 副業は、本ブログ、クラウドソーシング、Youtubeなどを始めているところ。スキマ時間をフル活用できる。

転職経験者から見た公務員転職のデメリットの補足

デメリットについては以下のとおりです。

  • 年収が一時的にダウンすることはあっても、公務員が年に10万円も昇給しないのに対し、民間ではその何倍も上がる。インセンティブがある企業も。
  • 地域手当や住居手当、扶養手当など手当で生活しているといっても過言ではない公務員からすると、福利厚生が整っていない会社は少なくない。
  • 職場の雰囲気に合わないかも…、は正直どこでも言えること。
  • 業務スピードも最初は驚くかもしれないが、半年もすれば慣れる。
レン
レン

福利厚生について補足させていただくと、確かに公務員ほど整っていないことはありますが、その分、基本給でもらっているケースが多いのではないでしょうか。(私の会社もそうですね)

労働契約法でお互いの同意なく給料を下げることは違法です。しかし手当は給料ではないのでいくらでも減らせてしまいます。

いつ下がるか分からない手当に頼るより、私は基本給のベースを上げて行きたい派です。

公務員のデメリットについては、こちらの記事でも解説しています。

メリット・デメリットは転職の軸によって変わる

これらのメリットデメリットは、転職の軸によってもガラッと変わります。軸とは、転職で譲れない条件、転職で叶えたいことです。

例えば私は、最初の給料が低くても、副業でも何でもして食いつなぎ、成長することを目的としているため、収入ダウンはデメリットには感じません。(結果的には現状維持でした)

このように、なぜ転職したいのか?転職で何を叶えたいのか?によっても、メリットデメリットは大きく異なるでしょう。

転職の軸の見つけ方については、後ほど説明します。(先に知りたい方はこちらからスキップ)

公務員から民間企業への転職は可能!ポイントはネガティブイメージの払拭

公務員の将来性がないこと、転職のメリット・デメリットは転職の軸次第ということについて解説してきました。ここまでみて、転職の気持ちが強くなってきたものの、本当に自分にもできるのか、と思う人もいるのではないでしょうか。

結論、公務員でも民間への転職は可能です。公務員の転職が難しいと言われるのは、公務員のネガティブイメージに依るところが大きいからです。

私が実際に転職活動を行う中で、面接官や転職エージェントと話してわかったネガティブイメージは、大きく次の2つ。

  • 公務員は真面目な印象がある反面、言われたことしかやらない
  • 公務員は専門性がなく市場価値が低い

イメージはあくまでも公務員全体に対する印象や主観であり、あなた個人に対する評価ではありません。

マイナスイメージを払しょくする方法を知ることで、公務員でも民間のビジネスマンと同じ土俵に立つことができます。

次の章で、詳しく見ていきましょう。

公務員は真面目だけど言われたことしかやらない?

わたしがお世話になった転職エージェントのアドバイザーさん曰く、公務員は民間企業の人事担当から次のように見られているとのこと。

  • 公務員は高倍率・高難度の試験を突破した優秀な人物ではある。
  • 上司から言われた仕事は忠実にこなすし、指示にもよく従う。
  • ただし主体性がない。自発的に行動せず受け身で、言われたことしかやらない。

確かに、そういう人が少なくないのは事実です。公務員は年功序列のため、実績によらず給料が自動で上がります。

また、数年で異動があるため、わざわざ失敗するリスクを冒してまで新しいことにチャレンジする人は少数です。チャレンジしなくても給料にはほぼ影響しないですしね・・・。

だからこそ、企業に対し主体性をアピールし、指示待ち人間ではないことを理解してもらえれば、あなたという個人への評価に、公務員の肩書きはマイナスに影響しません。

私でいうと、苦労は買ってでもするタイプだったので、新規・懸案事業の担当経験が豊富でした。実際この経験は、面接時においてもかなり評価されたので、主体性をアピールできればかなり有利です。

公務員は市場価値が低いから転職できない?は半分正解

公務員は事務職だから専門性が養われず市場価値が低い、と言われます。

この言葉は半分正解で半分不正解でしょう。

専門的なスキルや知識はあくまでも市場価値の一部でしかなく、人間性やこれまでの経験も大切な要素だからです。それに、今の会社の社長の受け売りですが、スキルや知識は何歳からでも習得できます。

実際、私はITコンサルタントへ転職しましたが、ITに関する知識はほぼゼロ。わたし自身の人当たりの良さや、県庁での豊富な経験を採用担当に評価していただきました。

今の自分が企業にどう貢献できるか、今の自分になくとも将来性はどうか。これが市場価値です。公務員には専門性がないからと言って、市場価値が低いというわけではないのでご安心ください。

自分だけの強み、適職の見つけ方については、転職の流れの中で後述します。

20代は人間性、30代はポジション

公務員のネガティブイメージの背景について説明しました。

公務員イコール転職できない、ではないことが少しでも伝われば嬉しいです。

しかし、公務員に限らずですが、年齢は少なからず影響する傾向にあります。20代のうちは、成長性やフレッシュさ、熱意を買われ、即戦力性がなくとも採用される可能性は十分にあります。

しかし30代に入ると、後輩や部下を持ち、彼らより高額な報酬を得る可能性が高い訳です。そのため、20代の頃よりも「何ができるのか?」「マネジメント能力はあるか?」と言う点が見られやすいのは当然と言えるでしょう。

とはいえ、私の周りにも30代、40代で未経験業界からコンサルタントへ転職し、バリバリ活躍している人は何人もいます。教育・研修体制がしっかりと整備されている企業もたくさんあるので、年齢はあくまでも転職における一つのポイントといってよいでしょう。

公務員から民間企業に転職した結果を成功例・後悔例別にチェック

わたしは転職大成功だと感じている側ですが、他の公務員転職者の方々はどうでしょうか。

実際に公務員から民間企業へ転職して後悔しないか、成功例や後悔例を見ていきましょう。

公務員転職の成功例

実際やってみると大したことない(Xはこちら

公務員時代の年収超え(Xはこちら

公務員転職の後悔例

そもそも転職エージェントに断られる(Xはこちら

レン
レン

転職エージェントに冷たい対応される、と言うのは私の同僚でも実際にあったようです…。公務員に紹介できる仕事はないとのこと…。

とはいえ、私を担当してくれたエージェントさんのように、転職希望者に寄り添い、適職や条件を話しあいながら、2人3脚で対応してくれて、内定通知を自分事のように喜んでくれる人もいます。

もし断れたら、人か転職エージェントを変えちゃいましょう。

転職を成功させるポイントは軸を決めること

今回紹介したポスト(ツイート)以外にも事例を調べたところ、転職の軸の有無によって、成功と失敗が分かれていることが見えてきます。このことは、私が読んできた複数の転職本の中でも言われていることです。

転職の軸とは、転職で譲れない条件、叶えたいこととも言い換えられます。

長時間労働が辛くて転職したのに、毎日遅くまで残業のある企業に転職しても、何も変わりません。しかし、転職の軸を実現できたのであれば、少なくとも後悔はしないはずです。転職の軸の見つけ方については後述します。

転職の流れ5ステップ

転職を決めてから実際に職場を退職するまでの流れはざっくり次のとおりです。

  • ①棚卸
    子供の頃の自分・強み・職務経歴の棚卸しをする
  • ②軸決め
    自分が本当にやりたいことを見つけ、後悔しない条件(給与・雇用形態・休日)や妥協ラインを決める
  • ③業界決め
    軸や条件に合い成長している業界を選ぶ
  • ④採用
    大きな流れ:書類選考→(SPI)→一次面接→二次面接→オファー面談
  • ⑤退職
    大きな流れ:最低でも1ヶ月前に退職報告→退職届提出→業務引継→退職→有休消化)

一連の流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。(記事作成中)

本当にやりたいことは3つの「〇〇なこと」が重なる仕事

転職の軸、すなわち自分が本当にやりたいことは次の3つが当てはまるものになります。

  • 好きなこと(情熱)
    →自分の情熱がある分野
  • 得意なこと(才能)
    →自然と人より上手くできて、苦なく心地よくできること
  • 大事なこと(価値観)
    →行動ではなく状態(自由に生きたいなど)

多くの人は、好きなことはなにか?、得意なことはなにか?で仕事を選びがちではないでしょうか。

例えばファッションが好きだからアパレル店員になるなど。ですが、接客が得意でなければアパレル店員は「やりたいこと」とは言えないでしょう。どちらが欠けても「やりたいこと」とは言えないですし、ここにあなたの価値観を足さなければ、「本当にやりたいこと」にはなりません。

3つのポイントをロジカルに深掘りし、誰でも本当にやりたいことを見つける方法は、次の記事で詳しく解説しています。(記事作成中)

公務員にオススメの転職先5選

自分が本当にやりたいことは上述の記事を参考にしていただきたいものの、どのような職種がオススメなのか知りたい人もいますよね。

ここでは、公務員という仕事と相性のよい職種を紹介します。相性が良ければ面接のウケも良いので、知っておいて損はないです。事務をメインとした総合職である公務員は、業務改善、事業創出、バックオフィス、コミュニケーション、傾聴に秀でています。

これらのスキルを存分に活かせるオススメ職種は、次の6つのとおりです。

職種名オススメポイント
1法人営業法人に対して自社製品等を販売すること。BtoB営業ともいう。
特に、今伸びているIT・WEB市場での営業経験は、市場価値アップに役立つ。
公→民への初転職という点で、人にものを売る商売の基本から学びたいという人におすすめ。(面接でもこのように希望理由を話すとウケが良かったです。)
2BPOビジネス・プロセス・アウトソーシングの略。業務を切り分け、一部を外部委託により改善を図る。官公庁の業務もどんどん外製化が進んでいるので、親しみもありノウハウもあるのでおすすめ。
3カスタマーサクセス自社の製品を購入・利用してもらうことで、顧客の利益向上、成功へと導く。
例えば、食べログに登録している飲食店に対し「もっとこうした方が満足度アップになりますよ。」などを提案をする。公務員が秀でているスキルをフル活用できるのでおすすめ。
4事務マネージャーその名のとおりバックオフィスのマネジメントをするポジション。公務員の高い事務力を活かせる。
5監査会社一定規模の企業は必ず監査を受ける必要があるため需要が高い。公務員の誠実性、遵法意識はもちろん、公認会計士などの資格もあれば内定率アップ。
6コンサルタント企業の悩みをヒアリングしその解決・改善を支援する。公務員として、社会問題に対して施策に取り組んだ経験はコンサルそのもの。実際に私もコンサルとして働いていて、公務員としての経験がそのまま活かせているのでかなりおすすめ。

こちらの記事で、詳しく解説しています。(記事作成中)

(コラム)安定や公務員の肩書きを捨ててまで転職するメリット

なぜ安定と言われる公務員を辞めてまで転職するのか?わたしも同僚や上司、親戚から散々聞かれました。

ですが、そもそも安定とはなんでしょうか。

倒産しないこと、年功序列で毎年の昇給が約束されていること、福利厚生が充実していること、終身雇用が確約されていることでしょうか。

その考えは今はもちろん、将来においてはかなり楽観的だと考えます。

  • 終身雇用と年功序列は確実に崩壊する。
  • 退職手当を始めとする各手当(福利厚生)は減少し続けている。
  • 公務員数の削減による業務負荷が増えているにも関わらず、社会情勢の変化により業務は複雑化傾向にある。

地方の最先端をゆく生駒市長である小柴雅史さんの著書「10年で激変する!公務員の未来予想図」でも言われていますが、公務員が一生安泰と言われた時代はとっくに終わっています。

だったら、転職により自分で稼ぐ力を身につけて、かつ副業で収入の柱を本業以外にも作った方が「安定」していると言えるのではないでしょうか。

公務員でも民間に転職はできる!やらない後悔よりやる成功を取りましょう

転職の思考法という本では、転職が怖い理由について次のとおり書かれています。

転職は多くの人にとって「初めての意思決定」だから恐怖を感じる。これまで自分で何かを決めてきたと思っていても、自分の学力と同じ、世間的にいいとされている学校に行ったり、安定や世間受けを求めた仕事になったりしてきた。

意味のある意思決定は必ず何かを捨てることを伴う。転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではなく、人生で初めて何かを手放すことになるから。

これまで受験や仕事を頑張ってきたがために、その投資分が大きく見えてしまい、恐怖を感じる。

本当にそのとおりです。わたしも転職が怖くてしょうがありませんでした。

でも、今なにもしない方がよっぽど、将来怖い思いをすることになる。このまま公務員として働き続けるのはあまりにもリスクが高すぎる。幸せな人生を送ることはできない。

そう考え、わたしは転職を決意しました。結果、半年で昇進し年収は当時の約1.5倍、本当にやりたい仕事ができています。

でも、私が特別な人間なのかと言われると、プロフィールにあるとおり全く恵まれてはいません。家は貧乏だったし最終学歴は高卒です。

このブログにある内容を実践しただけです。

ぜひ、ここまで読んでくださったあなたも、このブログを通じて転職を成功させていただければ、これほど嬉しいことはありません。

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